京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)(京都市東山区茶屋町527)
丹後型の八角石燈籠で、笠は山高帽式に高く、蕨手(わらびて)も欠けていない。
舞鶴城址(まいづるじょうし)伝来 石燈籠 (鎌倉時代後期 13世紀、花崗岩、山岡 弘 氏寄贈)
宝珠、頂上は、請花なしで宝珠のみ。 | ||
京都国立博物館、特別展示館の前に、屋外展示されている。 | 火袋、火口四面で、隅を大面取式に残す。 |
笠
笠は山高帽のような形で中央が高い。八本の蕨手(わらびて)に欠損部はない。
火 袋
火口四面で、壁面は無地。
中 台
上端は薄い一段で、側面は二区、下端は単弁の大きい蓮弁を 配置する。
竿(さお)は円柱、中節は三条、上下は各二条で三節をつくる。典型的な丹後型八角石燈籠で、摩耗はあるが良く残っている。 |
基 礎
上端は低い一段、その上に反花、中央の竿受け円座の周りに小蓮弁を配する。側面は、八面とも輪郭内に格狭間をつくる。
全体に摩耗が激しい。
丹後地方の石燈籠
指定 | 名 称 | 制 作 年 | 所 在 地 |
鎌倉時代後期 | |||
旧 雲岩寺(きゅう うんがんじ)石燈籠 (京都国立博物館) | 永仁二年(1294年) | 京都市東山区茶屋町527 | |
大宮売(おおみやめ)神社石燈籠(東側) | 徳治二年(1307年) | 京都府京丹後市大宮町周枳1022 | |
舞鶴城址(まいづるじょうし)伝来 石燈籠(京都国立博物館) | 鎌倉時代後期 | 京都市東山区茶屋町527 | |
大宮売(おおみやめ)神社石燈籠(西側). | 鎌倉時代後期 | 京都府京丹後市大宮町周枳1022 | |
桂林寺(けいりんじ)石燈籠. | 鎌倉時代後期 | 京都府舞鶴市紺屋69 | |
溝谷神社(みぞたにじんじゃ)石燈籠 | 鎌倉時代後期 | 京都府京丹後市弥栄町溝谷フキノオカ46-2 | |
天満神社(てんまんじんじゃ)石燈籠 | 鎌倉時代後期 | 京都府与謝郡与謝野町加悦天神山50-1 | |
南北朝時代 | |||
河辺(かわなべ)八幡神社 石燈籠 | 貞治三年(1364年) | 京都府舞鶴市河辺中354-2 | |
八幡神社(はちまんじんじゃ)石燈籠 | 永和四年(1378年) | 京都府与謝郡与謝野町四辻 |
凡例 : 国宝 重要文化財 府指定文化財 市・町指定文化財 史跡 重要美術品 指定なし |
安楽寿院(あんらくじゅいん)阿弥陀三尊石仏 石仏と石塔-目次!
山城・丹波国境 標示石柱(京都国立博物館)(京都市東山区茶屋町527)
山城・丹波国境標示石柱(京都博物館) (江戸時代 17世紀)
国道9号線あたり、京都市(山城)と亀岡市(丹波)の境にある 旧 老ノ坂(おいのさか)峠に立っていた。
* JR・近鉄京都駅より京都市バスにて「博物館・三十三間堂前」下車 徒歩1分。
(撮影:平成19年4月14日、平成25年1月23日)