大宮売(おおみやめ)神社(京都府京丹後市大宮町周枳1022)
織物と酒造を司る大宮売(おおみやめ)神を祀る最も古い社で、大宮町の地名は社名に由来する。また、若宮売(わかみやめ)神を祀り、同時に二神を祀る。
大宮売(おおみやめ)神社 西石燈籠(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 259Cm)
宝珠と請花は別石でつくる。特に完形の宝珠が美しい | ||
八角型の石燈籠は、拝殿の前、向かって左側立っている | 火袋は、火口が四面、残り四面は壁面とする。上部に竪連子の文様が入る |
笠
笠は山高帽のような形で中央が高い。美しく立ち上がった蕨手(わらびて)は、後部の二本を欠損する
中 台
中台上端は低い一段で、下端は単弁の蓮弁を刻出する
竿(さお)は円柱、中節は連珠文、上下は各二条で三節をつくる。東側の石燈籠と比べ、やや小さく、細部の造りがやや異なっている |
基 礎
基礎上端は竿受けの小蓮弁円座と単弁反花、側面は八面とも格狭間をつくるが、内の文様はない
古代祭祀之地 石碑
大宮売神社の境内全域は、弥生時代前期からの生活痕跡が確認でき、
古墳時代中期に祭祀を行ったと思われる土器などの遺物が出土している
大宮売神社(おおみやめじんじゃ)
二基の重文・石燈籠は一対ではなく、もと二つの社殿がありそれぞれの社殿に立てられていた
*北タンゴ鉄道宮津線「丹後大宮駅」下車、北東方向へ徒歩 約20分。
(撮影:平成21年10月19日)