極楽寺(ごくらくじ)奥の院跡 五輪塔

 極楽寺(ごくらくじ)奥の院跡 五輪塔(茨城県つくば市小田)

  三村山清冷院極楽寺(みむらさんせいれいいんごくらくじ)奥の院跡に立っている。奈良西大寺系の石工の手による作品。

極楽寺(ごくらくじ)奥の院跡五輪塔(市指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 276.5Cm)

風・空輪、空輪は宝珠の形
三村山清冷院 極楽寺(ごくらくじ)奥の院跡に立っている 水輪、やや押しつぶされたような横張りの球形

火輪、軒口は厚く軒反は力強い

五輪塔は、大和郡山市の額安寺五輪塔 第一塔や奈良西大寺奥院五輪塔に酷似し、西大寺系石工の作品であることがわかる

地輪、四面とも無地で刻銘はない

五輪塔 基礎

上端は複弁反花、側面は二区に分かち、それぞれに美しい格狭間をつくる

  三村山不殺生界碑(みむらさんふせっしょうかいひ)

   三村山清冷院極楽寺(みむらさんせいれいいんごくらくじ)が、周辺を殺生禁断の地と定めた際の石碑といわれている

三村山(みむらさん)不殺生界碑(鎌倉時代中期 建長五年 1253年、高さ 約150Cm)

左端の刻銘:不殺生界、九月十一日」 右端の刻銘:「建長五年(1253)癸丑三村山

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三村山清冷院極楽寺(みむらさんせいれいいんごくらくじ)が、周辺を殺生禁断の地と定めた際の石碑といわれている

 石  碑(せきひ)

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*JR土浦駅前から関東鉄道バス 筑波山口行きに乗車、「小田十字路バス停」下車 、宝篋山ハイキング極楽寺コースを歩くと湯地蔵がありさらに進んで左に折れると奥の院跡で五輪塔が立っている。三村山不殺生界碑は「小田十字路バス停」下車、西方向へ約 400m。

(撮影:平成22年4月5日)