西大寺奥院五輪塔

 西大寺奥院(おくのいん)五輪塔(奈良県奈良市西大寺野上町1丁目)

 西大寺奥院は、西大寺中興の祖、叡尊(興正菩薩)の廟所。現在は、体性院という寺院になっている

西大寺奥院五輪塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 335Cm)

広大な壇上積式の基壇の上に繰形座を置き、堂々として雄大な五輪塔を安置する。五輪塔の姿は、その大きさとあいまって厳かに美しい

奥院東側の小道を挟んで西大寺に貢献した僧侶の五輪塔が三基ある。どの五輪塔も堂々として美しい

西大寺墓地の五輪塔

 西大寺奥院の西側に隣接して墓地があり、鎌倉時代後期風の五輪塔二基をはじめとする石造物がある

墓地の二基並んだ五輪塔(鎌倉時代後期の作風)

西側の五輪塔(鎌倉時代後期風) 東側の五輪塔(鎌倉時代後期風)

墓地の入口にあった石仏

五輪塔(桃山時代 文禄三年 1594年、基礎に反花がついている) 明暦二年(1656)と万治元年(1658)の刻銘が入った墓塔

西大寺奥院五輪塔(鎌倉時代後期)

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西大寺本堂(重文、江戸時代)と五重塔東塔の跡

天平神護元年(765)東西に八角七重の大塔の建立が企画されたが四角の基壇に改められ、高さ十五丈(約46m)

の五重塔が東西に建立されたが、西塔は平安時代に、東塔は室町時代、文亀二年(1502)に焼失した(現地説明板)

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*近鉄「西大寺駅」下車、徒歩 約15分

(撮影:平成19年6月16日)