今井町(いまいちょう)五輪塔(奈良県五條市今井町)
今井町(いまいちょう) 五輪塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 240Cm)
五輪塔 風・空輪、一石で彫成され空輪は宝珠の形 | ||
今井町の東側、民家の横に隣接して立っている。 | 五輪塔 水輪、球形のラインが美しい |
清水俊明氏によれば、この地は「宝見塔(ほうけんとう)」という地名で呼ばれ、この五輪塔から、その地名が生まれたという。
五輪塔 火輪
軒は厚く、軒反は穏やか
反花座はなく、風・空輪がやや大きく、水輪の球形も美しい。御所市富田の天満宮前五輪塔(鎌倉後期)と、各部の形や大きさが似ている |
五輪塔は、集落の民家に隣接しているせいか、実際(240Cm)よりも高く見える。幾度か転倒し破損の部分を背面にまわしている。
五輪塔 地輪
地輪の背はやや高く、側面は四面とも素面で、刻銘はない
五輪塔紀年順 | 伝・伊東祐親(すけちか)墓所 五輪塔(鎌倉時代後期) | 五輪塔-紀年順-目次 |
*JR和歌山線「五条駅」下車、東方向へ徒歩 約17分。国道24号線、今井3の交差点を北へ、JRの踏切を越して最初の四つ辻(信号)を右へ 約150m。住所で言えば今井町1504あたり。
(撮影:平成22年5月14日)