天満宮前(てんまんぐうまえ)五輪塔

 天満宮前(てんまんぐうまえ)五輪塔(奈良県御所市富田)

天満宮前 五輪塔(鎌倉時代後期、正和四年 1315年、花崗岩、高さ 253Cm)

五輪塔 風・空輪、一石で彫成され空輪は宝珠の形
五輪塔は、富田の天満宮前、小道を挟んで立っている 五輪塔 水輪、やや角ばった球形

五輪塔 火輪

軒は厚く、両端で力強く反る

五輪塔は、板石を敷いた基壇があり、土中に埋まっている。大和地方でよく見る反花座はなく、高さが253Cmで、八尺塔として造られた

五輪塔 地輪

北面に「大念仏衆、奉造立之、正和四年(1315)乙卯、十一月日敬白」四行の銘文があり、

大念仏衆の信者により、鎌倉時代後期の正和四年(1315)に造立された

天満宮前 五輪塔

風・空輪がやや大きく、白っぽい五輪塔は、存在感があり、厳かでバランスも良く美しかった。

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天 満 宮

五輪塔の安置場所から撮影

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*JR和歌山線「玉手駅」下車、南方向へ徒歩 約20分。又は、近鉄御所駅前から御所コミュニティバス東コースかもきみの湯行きに乗車、「富田バス停」下車 南方向へ 徒歩 約5分。

(撮影:平成22年5月14日)