玉桂寺(ぎょくけいじ)五輪塔

 玉桂寺(ぎょくけいじ)五輪塔(滋賀県甲賀市信楽町勅旨891)

  玉桂寺は、飛鳥田内親王の願により天平宝宇五年(761)に創建されたと伝えられる保良寺を前身とする古刹

玉桂寺五輪塔(町指定文化財、鎌倉時代後期 正和五年 1316年、花崗岩、高さ 177.5Cm)

五輪塔 風・空輪 (一石からなる、空輪は宝珠の形)
五輪塔は、本堂の前を左手側に行った所に立っている 五輪塔 火輪 (降棟の勾配が高く、軒反も美しい)

形の美しい鎌倉時代後期の五輪塔は、梵字を刻まず四面とも無地

五輪塔 水輪 (球形に近い)
五輪塔 地輪 (大和形式の複弁反花座の上に置かれる) 富裕な在俗出家者の「妙浄」が造立したと考えられている

地輪の向かって左面に「正和五年(1316)九月日、沙弥、妙浄」と三行の刻銘がある

高野マキ(県指定天然記念物)、弘法大師のお手植えと伝える 玉桂寺前駅から、この吊り橋を渡って玉桂寺に至る

玉桂寺(ぎょくけいじ)本堂

玉桂寺は、飛鳥田内親王の願により奈良時代後期 天平宝宇五年(761)の創建と伝えられる保良寺を前身とする

 明王院(みょうおういん)宝篋印塔と石造宝塔                石仏と石塔-目次!

玉桂寺(ぎょくけいじ)

淳仁天皇天皇の保良宮が造営された場所との伝承がある

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*信楽高原鉄道、「玉桂寺前駅」下車 徒歩5分

(撮影:平成20年12月25日)