都島神社(みやこじまじんじゃ)三重宝篋印塔

 都島神社(みやこじまじんじゃ)(大阪市都島区都島本通1-5)

都島神社三重宝篋印塔(府指定文化財、鎌倉時代後期 嘉元二年 1304年、花崗岩、高さ 328Cm)

二重目笠、段形は下二段、上二段、隅飾は一弧無地で輪郭はつかない
宝篋印塔は鳥居をくぐった右手に立っている 一重目笠、段形は下二段、上二段、隅飾は一弧無地で輪郭はつかない

三重目笠、段形は下二段、上六段、隅飾は一弧無地で軒口からのべ作りになり、垂直にたっている

初重塔身、塔身は全て後補
正面基礎 後補の相輪 (上から、宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢)

基礎の上端は二段で、側面は四面とも無地。二面にわたって刻銘がある

刻銘:「嘉元二(1304)甲辰、六月廿九日」「願主、沙弥□蓮、造立之」

三重宝篋印塔は珍しく、豊中市の金禅寺や大津市の石山寺にあるが在銘の三重宝篋印塔の中では一番古い

-

三重笠、隅飾(すみかざり) 二重笠、隅飾(すみかざり) 初重笠、隅飾(すみかざり)
-

 四天王寺(してんのうじ)の石鳥居と石仏                        石仏と石塔-目次!

各重の塔身と相輪は様式に合わせて復元されたもの

宝篋印塔紀年順  護国之寺(ごこくしじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期)  宝篋印塔-紀年順-目次

*大阪市地下鉄谷町線「都島駅」下車、西へ徒歩3分。

(撮影:平成20年6月10日)