地福寺(じふくじ)(大阪府茨木市大字桑原709)
五重石塔(右:府文、鎌倉時代後期)、六地蔵板碑(中央:市文、桃山時代)、十三仏板碑(左:市文、桃山時代)
地福寺(じふくじ)五重石塔(鎌倉時代後期、徳治三年銘)
初層軸部、舟形を彫りくぼめ四方仏を刻む(正面:西面) | ||
府指定文化財、 徳治三年 1308年、花崗岩、高さ 180Cm | 初層軸部、舟形を彫りくぼめ四方仏を刻む(北面) |
基礎は低く無地で、「敬白、奉立石塔一基、徳治三年(1308)戊申三月十九日□□、願主比丘尼生阿弥陀仏」の刻銘がある
初層軸部、舟形を彫りくぼめ四方仏を刻む(東面) | ||
初層軸部、舟形を彫りくぼめ四方仏を刻む(南面) | 五重石塔は茨木市最古の石造物 |
地福寺(じふくじ)六地蔵板碑 (市指定文化財、安土桃山時代 天正八年 1580年、花崗岩) |
頂上に阿弥陀如来を配し、その下に二段の輪郭を設け、各三体づつ合計6体の地蔵菩薩を配置する。下側の左右輪郭上に「天正八庚辰」「十一月廿四日」の紀年銘がある
地福寺(じふくじ)十三仏板碑 (市指定文化財、安土桃山時代 天正九年 1581年、花崗岩) |
頂上に虚空蔵菩薩を配置し、その下に四段の輪郭を設け、各三体づつ合計12体の尊像を配置する。輪郭の右側外に「天正九年二月十五日」の紀年銘がある
地福寺
安威川ダムの建設工事により代替地に移転した
地福寺の近くでは、安威川ダム建設により、道路の新設工事が行われていた
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*阪急茨木駅より阪急バス 桑原橋経由 車作行きのバスに乗車、「奥垣内バス停」下車 徒歩 約5分
(撮影:平成20年7月7日)