五社神社(ごしゃじんじゃ)十三重石塔(大阪府池田市鉢塚 2-4-28)
五社神社境内にある鉢塚古墳の玄室内に十三重石塔(重要文化財)が立っている
五社神社(ごしゃじんじゃ)十三重石塔(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 436Cm)
立派な玄室の奥に立っている。石塔は風化が見られ、かなりの期間、屋外に立っていたと思われる。基礎や軸部に特徴があり、相輪は後補 |
屋 根
軒反(のきぞり)は力強く、軒裏に一重の垂木型を刻出する
初層 軸部正面 (タラーク:宝生如来)
初層軸部の四面は、月輪全体を浅く彫り沈め、金剛界四仏の種子を薬研彫する
基 礎
側面は四面とも、二区に分け、それぞれに格狭間をつくる
十三重石塔の左右に、鎌倉時代後期の地蔵石仏と不動明王の種子を刻んだ板碑が置かれている
地蔵石仏(鎌倉後期、花崗岩、高さ 153Cm 幅 49Cm 像高88Cm) | 不動明王種子板碑(鎌倉後期、花崗岩、高さ 191Cm) |
板碑は、自然石の頂部を山形に加工し、表面に大きく不動明王の種子「カーンマーン」を雄渾な文字で薬研彫する。願主や紀年銘は刻まれていない
五社神社 拝殿
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五社神社
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*阪急「池田駅」下車、徒歩約 20分。十三重石塔は、鉢塚古墳の玄室にある。
(撮影:平成22年8月31日、平成19年6月23日)