長福寺(ちょうふくじ)七重石塔

 長福寺(ちょうふくじ)(奈良県生駒市俵口町841)

  寺伝によれば、聖武天皇の勅願により行基が開いたと伝える。

長福寺(ちょうふくじ)七重石塔(鎌倉時代中期 、花崗岩、高さ 255Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(正面、キリーク:阿弥陀)
石塔は、重要文化財の本堂 右手に立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(左面、アク:不空成就)

屋根の軒反は強く、軒下に一重の垂木型を刻出する

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(背面、ウーン:阿閦)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(右面、タラーク:宝生) 各層、逓減された姿は大和郡山市の東明寺七重塔(鎌倉後期)と似ている

基礎は低く、側面は四面とも無地で刻銘はない

相輪は下から、伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で、補修され、針金で補強されている。

長福寺本堂(重要文化財、鎌倉時代後期、桁行五間 梁間五間、入母屋造、本瓦葺)

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長  福  寺

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*近鉄生駒駅北口から奈良交通バス 生駒台循環バス乗車、「俵口 阪奈中央病院バス停」下車 南西方向へ 約200m。

(撮影:平成21年10月27日)