常楽寺(じょうらくじ)石造宝塔と五輪塔

 常楽寺(じょうらくじ)(兵庫県加古川市加古川町大野1762)

常楽寺 石造宝塔・五輪塔二基(県指定文化財、鎌倉時代後期)

石造宝塔(県指定文化財、鎌倉時代後期 正和四年 1315年、花崗岩、高さ 236Cm)

笠は分厚く鎌倉後期の強い軒反(のきぞり)を見せる
石造宝塔は相輪の一部を欠く以外完存する。兵庫を代表する宝塔 軒裏に二段の垂木型と隅木を刻出する

塔身軸部は扉型を刻出し、正面に「正和四年(1315)乙卯八月日、願主沙弥道智」の刻銘がある

屋根四隅の降棟は三筋となり、稚児塔も作る 相輪は九輪の上の部分を欠失する

基礎の側面は、四面とも二区に分かち各々 格狭間を作る

  常楽寺(じょうらくじ)五輪塔

向かって左側五輪塔(県文、鎌倉時代後期、凝灰岩、高さ172Cm) 向かって右側五輪塔(県文、鎌倉時代後期、凝灰岩、高さ183Cm)

三基の石塔は、寺の門前を左に廻った所にある墓地にひっそりたたずむ

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日岡御陵(第十二代 景行天皇のお后 稲日太郎姫の陵)

常楽寺の本堂裏に隣接する

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*JR加古川線「日岡駅」下車、徒歩5分

(撮影:平成20年1月26日)