大山祇(おおやまずみ)神社宝篋印塔 東塔

 大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)(愛媛県今治市大三島町宮浦3327)

  瀬戸内海、大三島に鎮座する神社で日本総鎮守と称する。祭神は大山積大神で、全国の大山祇神社・三島神社の総本社

大山祇神社宝篋印塔 東塔 (重要文化財、鎌倉時代後期 文保二年 1318年、花崗岩、高さ 302Cm)

国宝・重文の武具類を多数展示する国宝館の入口前に三基の重文宝篋印塔が立っている。東塔は、正面に向かって左側の宝篋印塔

笠は下二段、上六段、隅飾は別石で作られ三弧輪郭付で内は素地

相輪頂部、形のいい宝珠と請花
東塔相輪、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠 相輪下部、伏鉢と単弁の請花

塔身は四面とも無地で、摩滅が激しいが正面と次面に刻銘がある

刻銘:「勧進聖・・・・・文保二年(1318)戌午十二月九日、大工法橋念心」

塔身の大工念心は、広島県三原市の米山寺宝篋印塔(元応元年 1319年)、三原市佐木島の向田野浦地蔵磨崖仏(正安二年 1300年)の作者

基礎は切石の上に置き、上端は別石で二段の段形、側面は四面とも無地

 大山祇(おおやまずみ)神社宝篋印塔 中央塔                石仏と石塔-目次!

広々としている大山祇神社境内

宝篋印塔紀年順  浄明院(じょうみょういん)宝篋印塔(鎌倉時代後期)  宝篋印塔-紀年順-目次

*JR今治駅前・JR福山駅前から瀬戸内運輸バス しまなみライナー乗車、「大三島BSバス停」下車 。大三島BSバス停から宮浦港行きに乗車、「大山祇神社バス停」下車 すぐ

(撮影:平成20年12月18日)