阿弥陀寺(あみだじ)墓地(滋賀県高島市新旭町旭868)
寺伝によれば厩戸皇子の開基で、律禅上人により元亨五年(1322)中興された。
阿弥陀寺(あみだじ)墓地 石造宝塔(旧 町指定文化財、鎌倉時代中期 、花崗岩、高さ 190Cm)
笠は低く、重厚に広がり、上端に露盤、下端に薄い二段の垂木型を作り出す | ||
阿弥陀寺奥の墓地、東側中央に立っている | 塔身の首部は一段で、比較的高い |
塔 身
四面に顕教四仏(薬師・釈迦・阿弥陀・弥勒)を刻む。四方仏を配した例は、甲賀市の最勝寺塔に見られる
相輪は、逓減が目立ち、年代が下がると思われ後補。相輪を除いた高さは127Cmで、造立は鎌倉時代中期でも古いものとされる |
基 礎
基礎は低く、刻銘や文様は刻まれていない
塔身の四方仏 | 笠は降棟をつくらず緩やかに反り、塔身はとりわけ四方仏が美しい |
墓地の奥、中心に祀られた層塔
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*JR湖西線「新旭駅」下車 南東方向へ徒歩 約2分。
(撮影:平成22年11月2日)