最勝寺(さいしょうじ)(滋賀県甲賀市水口町岩坂249)
最勝寺石造宝塔(町指定文化財、鎌倉時代中期 弘安八年 1285年、花崗岩、高さ 200Cm)
相輪は、伏鉢・請花を残し九輪の一輪目から上は欠損している | ||
JR草津線「貴生川駅」の北西 約2.7Km、山中にある天台宗の寺院 | 笠は低く重厚に広がり、上端に露盤、下端に薄い三段を作り出す |
塔身、四方の扉を開いた形で顕教四仏(薬師・釈迦・阿弥陀・弥勒)を刻む(写真:正面)上に三段の首部をつくる
塔身、顕教四仏を刻む(背面) | ||
塔身、顕教四仏を刻む(向かって左側面) | 近江の紀年銘のある宝塔では、二番目に古い弘安八年(1285)作 |
塔身、扉を開いた開いた形で内に舟形を彫り込み顕教四仏の坐像を刻む(右面)
基礎は輪郭を巻き内に格狭間をつくる。正面、左右の束に「大勧進僧□・・、弘安八年(1285)乙酉十月十三日造立」との刻銘がある
近江の石造宝塔を代表する名塔のひとつ。寺は現在無住で、撮影に行ったときは兼任の住職さんが掃除をしておられた
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*JR草津線「貴生川駅」下車北西方向、徒歩40分
(撮影:平成20年4月19日)