能勢町の石造美術(7)清普寺(せいふうじ)薬師石仏

 清普寺(せいふうじ)(大阪府豊能郡能勢町地黄)

  この地方の領主 能勢家の菩提寺。熱心な日蓮宗の信徒 能勢頼次が父 頼幸の菩提を弔うため建設した

清普寺墓地、能勢家代々の墓

能勢家墓地の五輪塔十三基、宝塔四基、笠塔婆二十五基、板碑二十七基は府指定文化財に指定されている

五輪塔(能勢頼次の墓、江戸時代前期 寛永三年 1626年、花崗岩) 宝塔(頼次の五男 切畑城主 頼永の墓)

たくさんの笠塔婆が並ぶ江戸時代能勢家の墓

  清普寺(せいふうじ)薬師石仏

清普寺(せいふうじ) 薬師如来坐像(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ140Cm 像高 56Cm)

右手は施無畏印、左手には薬壷(やっこ)を持つ薬師如来を自然石に半肉彫りする。かなり摩滅が進んでいる

薬師石仏の裏面に南無妙法蓮華教の題目を刻むが後世の追刻

清普寺(せいふうじ)本堂(府指定文化財、江戸時代初期 元和二年 1616年、桁行 七間 梁間 五間、入母屋造)

 能勢町の石造美術(8) 野間中 地蔵一尊種子板碑              石仏と石塔-目次!

清普寺(せいふうじ)表門(府指定文化財、江戸時代中期、一間薬医門、切妻造、本瓦葺)

 石  仏-紀年順-目次

五輪塔紀年順   高野山 崇源夫人(すうげんふじん)五輪塔(江戸時代)  五輪塔-紀年順-目次

*清普寺は能勢電鉄 妙見口駅から阪急バスに乗車「豊能警察署バス停」下車徒歩 約10分

(撮影:平成19年9月29日、平成21年6月16日)