孝恩寺(こうおんじ)宝篋印塔・板碑

 孝恩寺(こうおんじ)(大阪府貝塚市小積798)

孝恩寺(こうおんじ)宝篋印塔

孝恩寺宝篋印塔(安土桃山時代 天正四年 1576年、砂岩、総高 141Cm、下の笠上まで 95Cm)

塔身、月輪を薄く彫り沈め金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)
宝篋印塔は、五輪塔の向かって左側、複弁反花の一重基壇上に立つ 塔身、線刻蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)

宝篋印塔 笠

笠の段型は、下二段、上六段、隅飾は線刻輪郭付き一弧

塔身に金剛界四仏の種子、タラーク:宝生(左)、ウーン:阿閦(右)を刻む
相輪を欠き、別の宝篋印塔の塔身と笠、その上に請花・宝珠を載せる 相輪代わりの上部に載せた宝篋印塔は、下部と良く調和している

基礎 正面

基礎正面に「干時天正四年(1576)丙子、開眼、逆修、供養、為六斎一結講衆、八月吉日時正」の刻銘が入る

基礎 側面

基礎上端は複弁反花、正面を除く側面は、輪郭を巻き内に線刻の格狭間をつくる

孝恩寺(こうおんじ)板碑

孝恩寺(こうおんじ)板碑 (安土桃山時代 天正五年 1577年、花崗岩、総高 112Cm)

頭部を山形に作り二条帯を刻出する。その下の月輪に釈迦三尊の種子、中央にやや大きく六字名号、両脇に銘文を刻む

刻銘:「干時天正五年(1577)丁丑人数七人敬、現當二世、南無阿弥陀仏 右志者為岌里一結講衆等、開眼供養也、八月彼岸中日小積村白」

板碑上部の月輪内に刻まれた釈迦三尊の種子

上部中央の月輪内に釈迦如来の種子「バク」、向かって左下の月輪内に文殊菩薩の種子「マン」、右下に普賢菩薩の種子「アン」を刻む

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孝恩寺(こうおんじ)本堂(釘無堂)(国宝、鎌倉時代後期)

屋根瓦の行基葺(丸瓦を重ねあわす際に一方の端を他の端より太くして重ねていく方法)に特徴がある

 板碑(いたび)

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*水間鉄道 水間線 「水間観音駅」下車、東南方向へ 徒歩 約17分。または水間観音駅から水鉄バス 蕎原行き乗車、「釘無堂バス停」下車すぐ。

(撮影:平成22年2月17日)