照恩寺(しょうおんじ)(大分県国東市武蔵町三井寺407)
数ある国東塔のなかで、姿の美しさは一・二を争う鎌倉時代後期 正和五年(1316)造立の国東塔
照恩寺宝塔(国東塔)(重要文化財、鎌倉時代後期 正和五年 1316年、安山岩、高さ 252Cm)
笠、両端で強く反り、軒裏は厚い垂木型をつくりだす | ||
石塔は、照恩寺正門を入ると、境内右側 鐘楼の前に立っている | 基礎上端は一重複弁の反花、側面は二区に分け格狭間をつくる |
塔 身
塔身は、曲線の美しい茶壷型で、首部を彫出し側面に五行にわたり刻銘があるが摩滅が激しい
塔身の刻銘:「奉納如法口口一乗妙法蓮華経」「正和第五暦(1316)丙辰太簇下旬作」・・・・・・・
国東塔は、近くの椿八幡宮にあったが、明治の廃仏毀釈で倒されていたものを、明治二十二年に照恩寺の要請で現在地に移された |
最下段の切石による二段の基壇は、現在地に移された時に築かれた
基 礎
基礎は、三重で最上部は、二区に分け輪郭の中に格狭間を作る
相輪上端の火焔付宝珠と単弁の請花 | ||
露盤が大きく、バランスの関係から後補の可能性があるという | 露盤側面は二区堅連子、その上に反花と蓮華座をおく |
照恩寺(しょうおんじ)宝塔(国東塔)(重要文化財、鎌倉時代後期)
国東塔は美しく、数ある国東塔の中で一・二を競う名品
照 恩 寺
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*JR大分駅前又は杵築バスターミナルより大分交通バス「国東行き」乗車、「古市バス停」下車、西方向へ 徒歩約10分。
(撮影:平成20年11月19日)