西光寺(さいこうじ)(大分県国東市武蔵町吉弘2556)
塔身に地蔵菩薩が四体刻まれた南北朝時代の珍しい国東塔
西光寺(さいこうじ)宝塔(国東塔)(県指定文化財、南北朝時代後期 至徳四年 1387年、安山岩、高さ 321Cm)
塔身、合掌する地蔵立像を半肉彫りする(正面) | ||
石塔は、西光寺正門を入ると、境内左側 の一段高い所に立っている | 塔身、左方向に歩く地蔵立像を半肉彫りする(南面) |
笠
軒口は厚く、軒下には薄く垂木型を刻みだす
塔身、地蔵立像を半肉彫りする(背面) | ||
塔身、地蔵立像を刻み、首部に奉納孔を穿つ(北面) | 国東塔は、基礎の銘文から現世安穏後生善所のため作られた |
基 礎
基礎上端は蓮華座を欠き八弁の反花のみ、側面は二区に分け それぞれに格狭間を入れる
格狭間の中に「至徳四年(1387)九月二十四日」の紀年銘が刻まれている
相輪上端の宝珠と請花 | ||
国東塔モデルの相輪は完存している | 露盤側面は二区に分け、格狭間を入れ、その上に複弁反花と蓮華座をおく |
基 礎 ・ 基 壇
基礎は三段で、その上に基礎を置く。基礎側面は、二区で内に格狭間をつくる
土地の石工が精魂こめた会心の作(現地説明板) | 塔身、背面に刻まれた地蔵像 |
西 光 寺 本 堂
西 光 寺
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*JR大分駅前又は杵築バスターミナルより大分交通バス「国東行き」乗車、「古市バス停」下車、西方向へ 徒歩約30分。
(撮影:平成20年11月19日)