龍蓮寺(りゅうれんじ)(大分県杵築市大田波多方)
ローカル色が強い素朴な形をした国東塔で、南北朝時代後期 永和二年(1376)の銘がある。
龍蓮寺宝塔(県指定文化財、南北朝時代 永和二年 1376年、安山岩、高さ 349Cm)
笠、軒口が厚く、両端で反る照屋根 | ||
石塔は、龍連寺の石階段を登りきった左側 に立っている | 塔身、五輪塔の水輪に首部をつけた様な形をしている |
台 座
国東塔の特徴である、反花と蓮華座を備えている(反花と蓮華座は別石)
照恩寺や岩戸寺国東塔の洗練された美しさに比べ、素朴で「だるまくずし」に似た形状をしており、ローカル色が強い |
塔身の刻銘
塔身の刻銘:「波多方村山中石塔」「右志趣者為天長地久」「御願円満□□□□」
「大檀越□□□」「・・・・多村一結」「・・・・・長□子」「孫繁昌也」「永和二丙辰三月日」「大願主各敬白」
塔身に南北朝時代 「永和二 丙辰(1376)」の刻銘がある
相輪上端、火焔付宝珠と請花 | ||
相輪は、太く短い。基礎から台座までが高く、バランスがとれている | 露盤、側面は二区に分け、その上に反花と蓮華座をおく |
基 礎 ・ 基 壇
基壇は切石の二段、上に基礎を置く。基礎側面は、三区に分け、中央の区画に格狭間を作る
龍蓮寺(りゅうれんじ)如意輪観音(市指定文化財)
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*杵築市大田庁舎から東南方向へ約2Km。(杵築市大田庁舎へは、杵築市役所からコミュニティバス 大田庁舎行きがある)
(撮影:平成20年11月20日)