葦守八幡神社(あしもりはちまんじんじゃ)石鳥居

 葦守八幡神社(あしもりはちまんじんじゃ)(岡山県岡山市下足守468)

  足守藩の総鎮守で、祭神は応神天皇ほか。「足守荘」は平安時代末に院、さらに神護寺に寄進された。「足守庄絵図」(国宝)が神護寺に残っている

葦守八幡神社石鳥居(重要文化財、南北朝時代 康安元年 1361年、花崗岩、高さ 430Cm 柱間 340Cm)

向かって右側の稚児柱(控柱ともいう)、後補
向かって右側の柱、内側に刻銘がある 向かって左側の稚児柱(後補)

柱の刻銘:「康安元年(1361)辛丑十月二日、願主神主賀陽重人」「大工沙弥妙阿」「祝主僧頼澄

「大工妙阿」は、「鼓神社石造宝塔」の刻銘にある石大工と同一人

「八幡宮」と刻まれた額は、南北朝時代の当初のもの

鳥居の形式は、明神鳥居に稚児柱を伴う両部鳥居で、頂部の笠木は真反りをみせ断面は五画で両端を垂直に切っている

葦守(あしもり)八幡神社 石鳥居 背面

重文の石鳥居は神社より、南側 約400mの表参道入口に建っている

本殿への参道石階段(西側参道)

 備前国分寺跡(びぜんこくぶんじあと)七重石塔                 石仏と石塔-目次!

葦 守 八 幡 神 社 拝 殿

 石鳥居-紀年順-目次

*JR岡山駅前から中鉄バス 大井行き乗車、「足守農協前バス停」下車 徒歩 5分。重文の石鳥居へは一つ手前の 「龍泉寺口バス停」下車 北東方向へ約 300m

(撮影:平成21年2月7日・3月30日)