備前国分寺跡(びぜんこくぶんじあと)七重石塔(岡山県赤磐市馬屋)
聖武天皇の発願により、全国に建てられた国分寺の一つ、備前国分寺の塔跡心礎上に建てられた七重石塔
備前国分寺跡七重石塔(市指定文化財、鎌倉時代前期、花崗岩、高さ 325.5Cm)
初層軸部正面、舟形を彫りくぼめ四方仏を半肉彫りする | ||
石塔は、備前国分寺の木造七重塔跡、旧心礎上に立っている | 初層軸部西面、舟形を彫りくぼめ四方仏を半肉彫りする |
各層の屋根と軸部を一石で作り、積み上げる。軒は厚く、ゆるやかな真反りで、先端を垂直に切っている
初層軸部背面、舟形を彫りくぼめ四方仏を半肉彫りする | ||
初層軸部東面、舟形を彫りくぼめ四方仏を半肉彫りする | 相輪は欠失し、代わりに五輪塔の水輪を載せている |
基礎は四面とも無地で、旧木造七重塔の心礎上に置かれ、割り石を入れ補強する
七重塔の正面に置かれた石仏 | 荒廃していた時、屋根を積替えた為、四層と五層が逆に置かれた |
旧 木造七重塔の心礎
付近に咲いていた梅の花
備前国分寺は、奈良時代、聖武天皇の勅願により国ごとに建立された一で、南北200m・東西180mの敷地に、
南門・中門・金堂・講堂・僧坊が一直線に配され、塔が東南の位置にある。東大寺式伽藍配置が採用されている
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*JR山陽本線 岡山駅前より、宇野バス 林野駅行きに乗車、「馬屋バス停」下車 北方向へ 徒歩 5分。
(撮影:平成21年3月31日)