素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)五重石塔

 素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)(奈良県天理市佐保庄町)

素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)五重石塔(鎌倉時代末期、花崗岩、高さ 220Cm)

初層、輪郭を巻き月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)
石塔は、拝殿に向かって左手奥、石仏と一緒に立っている 初層軸部、輪郭を巻き月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)

初層軸部正面、阿弥陀如来の種子「キリーク」の下方に納入孔を設けている

五重石塔 屋根

屋根の軒は厚く、勾配はゆるい。屋根裏には薄く一重の垂木型をつくり出す

初層軸部、輪郭を巻き月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦)
初層軸部、輪郭を巻き月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生) 一・二層と比べ三・四層の幅が小さく、逓減に違和感を感じる

基礎上端は反花座、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる

相輪は伏鉢がなく、代わりに四角の露盤があり、請花・九輪と続き、九輪の上半部以上を欠失する。

基礎は、複弁反花座の上に置く

 素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)の石造物                    石仏と石塔-目次!

素 盞 鳴 神 社 (すさのおじんじゃ)

石造層塔紀年順  当麻北墓(たいまきたばか)十三重石塔(鎌倉時代末期)  石造層塔-紀年順-目次

*JR桜井線「長柄駅」下車、東北東へ 徒歩 約16分。

(撮影:平成21年9月17日)