椣原墓地(しではらぼち)(奈良県生駒郡平群町椣原)
椣原金勝寺墓地は、金勝寺の塔頭坊跡で金勝寺の歴史を物語る石仏や石塔がある
椣原墓地(しではらぼち)十三重石塔
椣原(しではら)墓地十三重石塔 (町指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約400Cm)
初層軸部、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(正面、ウーン:阿閦如来) | ||
石塔は、椣原墓地入口から真直ぐ奥に向かうと立っているのが見える | 初層軸部、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(左面、タラーク:宝生如来) |
軒は力強い軒反をしめし、軒裏に一重の垂木型を作る
初層軸部、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(背面、キリーク:阿弥陀) | ||
初層軸部、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(右面、アク:不空成就) | 十三重石塔は相輪を欠失するも、貴重な鎌倉時代後期の作 |
基礎は、二枚の切石の上に置かれる。背が低く側面は四面とも素面
地 蔵 石 仏
墓地入口の覆堂の中に祀られる。舟形の頂部に弥勒の種子「ユ」を刻み、弥勒浄土に導く
椣原墓地 無縁墓
風化した石仏の集合が、この墓地の歴史を語っている
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*椣原墓地へは、近鉄生駒線「元山上口駅」下車、北東方向へ徒歩 約10分。金勝寺からすぐ南の橋を渡り、山道に入り、頂上に出て左に曲がり約100m。
(撮影:平成21年10月27日、平成19年3月21日)