不動院(ふどういん)十三重石塔

 不動院(ふどういん)十三重石塔(奈良県桜井市外山878)

  塔身に顕教四仏の種子が刻まれている貴重な平安時代後期の十三重石塔

不動院(ふどういん)十三重石塔(平安時代後期、凝灰岩、高さ 約450Cm)

初層軸部、月輪内に顕教四仏の種子を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀)
石塔は、相輪上部を欠失する。基礎・基壇も後補のもの 初層軸部、月輪内に顕教四仏の種子を薬研彫りする(ユ:弥勒)

三・四・五層 屋根

屋根は古風で真反(しんぞり)風を示している。一・三・四・五・八層が当初のもので他は後補

初層軸部、月輪内に顕教四仏の種子を薬研彫りする(バイ:薬師如来)
初層軸部、月輪内に顕教四仏の種子を薬研彫りする(バク:釈迦如来) 初層軸部に、数少ない顕教四仏の種子が刻まれていて貴重

不 動 院 本 堂

十三重石塔は本堂の向かって右側に立っている

報恩寺(ほうおんじ)地蔵石仏

 報恩寺(ほうおんじ)(奈良県桜井市外山548)

報恩寺地蔵石仏(室町時代後期 天文二十三年 1554年、花崗岩、像高 72Cm)

地蔵菩薩石仏は、右手錫杖、左手宝珠の通常形で像の左右に「逆修澄恵敬白、天文二十三年(1554)三月」の刻銘がある

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報 恩 寺 本 堂

 石  仏-紀年順-目次

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*JR・近鉄「大和朝倉駅」 下車、西南方向へ 徒歩 15分

(撮影:平成20年11月4日)