西誓寺(さいせいじ)薬師石仏・笠塔婆

 西誓寺(さいせいじ)(奈良県磯城郡田原本町法貴寺555)

  西誓寺薬師如来・十二神将石像

西誓寺 薬師石仏(室町時代後期、花崗岩、高さ 79Cm)、十二神将像(室町時代後期、花崗岩、高さ 50Cm 幅 43Cm)

蓮華座上に坐す、右手 施無畏印、左手に薬壺をもつ薬師如来像を半肉彫りする。門の西側、薬師堂に安置されている。

十二神将像 六体(左手側)

薬師如来の左手に一石に三体彫られた十二神将像が、二石六体安置されている。各像の頭上に十二支の動物を彫りだす

十二神将像 六体(右手側)

薬師如来の右手に一石に三体彫られた十二神将像が、二石六体安置されている。各像の頭上に十二支の動物を彫りだす

  西誓寺(さいせいじ)笠塔婆(文永九年銘)

西誓寺(さいせいじ)笠塔婆(鎌倉時代中期 文永九年 1272年、花崗岩、高さ 170Cm 幅 42.5Cm 厚さ 16.5Cm)

笠石を欠失し、頂部に阿閦如来の種子「ウーン」を大きく薬研彫りし、その下に「南無阿弥陀佛」の六字名号、下部に「文永、第九(1272)の紀年銘を刻む

表面 頂部、阿閦如来の種子「ウーン」 下部に、「文永、第九(1272)」の紀年銘

西  誓  寺

門前の右手に笠塔婆が立っている。左手側に薬師堂がある

 当麻蹴速(たいまのけはや)五輪塔                       石仏と石塔-目次!

法貴寺 千万院(西誓寺の北西 約200m)

法貴寺は、聖徳太子の創建といい、法隆寺よりも古い建立という。現在、千万院を残すのみだが、平安時代の不動明王(重文)を始め多くの仏像が祀られている

 笠塔婆(かさとうば)                             石  仏-紀年順-目次

*近鉄 田原本駅下車、北東方向へ 徒歩 約50分

(撮影:平成21年7月4日)