奥山久米寺(おくやまくめでら)跡十三重石塔

 奥山久米寺跡(おくやまくめでらあと)(奈良県高市郡明日香村奥山)

  奥山久米寺は、発掘調査から塔・金堂が一列に並ぶ四天王寺式の大伽藍であったと推定されている

奥山久米寺跡 十三重石塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約400Cm)

初層軸部、金剛界四仏の種子を薬研彫りする(アク:不空成就)
石塔は奈良時代の塔跡基壇上に建っている 初層軸部、金剛界四仏の種子を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀)

十三重石塔屋根

屋根裏は薄く垂木型をつくっている

初層軸部、金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生)
初層軸部、金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿閦) 相輪が欠損している。下から二番目の屋根石も後補

基壇に残る礎石の上に平石を置き、その上に側面無地の基礎を置く

明日香資料館の庭に置かれている石人像(資料館は近く) 近隣の農家に咲いていたアヤメ科の花

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*近鉄 橿原神宮前駅東口より明日香周遊バスに乗車、「明日香奥山バス停」下車、北へ 約300m

(撮影:平成20年5月17日)