杵築神社(きつきじんじゃ)十三重石塔

 杵築神社(きつきじんじゃ)十三重石塔(奈良県磯城郡三宅町但馬)

  十三重石塔は、明治の廃仏毀釈で廃寺になった天理市庵治の常福寺に建っていたものをここに移した

杵築神社十三重石塔(鎌倉時代後期 元応元年 1319年、花崗岩、高さ 約350Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(北面、アク:不空成就)
十三重石塔は、杵築神社の境内に立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(東面、ウーン:阿閦)

屋根の軒口は厚く、各層の屋根裏に薄く一重の垂木型をつくる。軒反は力強く、鎌倉時代後期の様式をよく伝えている

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(南面、タラーク:宝生)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(西面、キリーク:阿弥陀) 相輪は欠失し屋根の一部が欠損するも、全体に保存が良く美しい

基礎北面に「奉進常福寺、口口口長禄、右為二親息災、元応元(1319)、大願主沙弥信仏」の刻銘がある

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杵  築  神  社

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*近鉄田原本線 「但馬駅」下車、南南東方向へ徒歩 3分

(撮影:平成21年7月4日)