下入田(しもいりた)の阿弥陀石仏(奈良県天理市福住町下入田)
下入田 阿弥陀石仏(鎌倉時代後期 応長元年 1311年、花崗岩、高さ 160Cm)
田園にたたずむ阿弥陀石仏は独特の雰囲気を醸し出している
自然石に光背を彫りくぼめ、蓮華座に立つ阿弥陀如来像を半肉彫りする。応長元年(1311)の刻銘がある |
上反りのある自然石を笠石として使用し笠石の上には丸い石を置き、見事に全体のバランスをとっている。
阿弥陀仏の像高は94Cm。来迎印をむすぶ | お顔も、風化しているが独特の存在感がある |
八幡寺跡の石造物
八幡寺跡(奈良県天理市福住町下入田)
五輪塔や双仏石を中心とした八幡寺跡の石造物
端正に彫られた錫杖を持つ地蔵(室町時代後期) | 阿弥陀と地蔵の双仏石 |
双仏石(八幡寺跡の石仏は室町から江戸時代のもの)
表情がはっきりとした双仏石 | ||
五輪塔(南北朝時代初期 貞和五年 1349年、花崗岩、高さ 190Cm) | 錫杖を持つ二体の地蔵を彫った双仏石 |
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*近鉄天理線「天理駅」より奈良交通バス 国道山添(名阪国道)行き乗車、「国道福住バス停」下車 徒歩5分
(撮影:平成19年9月17日)