竜福寺 層塔(竹野王碑)

 竜福寺(りゅうふくじ)層塔(奈良県高市郡明日香村稲渕)

竜福寺 層塔(村指定文化財、奈良時代後期 天平勝宝三年 751年、凝灰岩、高さ 180Cm)

四層目軸部
もとは五重石塔、現在は四重の軸部までのこっている 三層部(すべて軸部と屋根とは別石)

初層軸部右側面

「天平勝宝三年(751)歳次 辛卯四月廿四日丙子 、従二位竹野王」と刻銘が入っている

二層軸部
在銘石造層塔のなかで最古の層塔 初層軸部正面

竹野王碑と呼ばれているが竹野王その人についての詳細は不明

 飛鳥川の飛石(とびいし)(明日香村稲渕)

明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ふえぬかも(巻十一-二七0一)

 マラ石(明日香村阪田)

マラ石

男性器を模したもので飛鳥川の近くで発掘された。子孫繁栄や豊穣を願っての遺物と考えられている

 専称寺(せんしょうじ)(明日香村祝戸)

不動明王磨崖仏(室町時代後期、像高 56Cm) 地蔵磨崖仏

 岡寺(おかでら)の石造美術                        石仏と石塔-目次!

専称寺

美しい石造如意輪観音(鎌倉時代初期)を本尊とする。本尊は見られなかった

層塔紀年順  塔の森十三重石塔(奈良時代後期)  石造層塔-紀年順-目次

*近鉄吉野線「飛鳥駅」下車

(撮影:平成19年12月8日)