岡寺(おかでら)の石造美術

 岡寺(おかでら)(奈良県高市郡明日香村岡806)

 日本最初のやくよけ霊場。西国三十三ヶ所 第七番札所

宝篋印塔(義淵僧正 廟塔)(南北朝時代 延文五年 1360年、花崗岩、高さ 108Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)
岡寺を開山した義淵僧正の廟所と言われている 塔身、金剛界四仏の種子(タラーク:宝生如来)

基礎は輪郭を巻き三面は格狭間、一面は銘文を刻む

銘文は「竜蓋寺 如法経奉納 延文五年(1360)十一月廿日」

塔身、金剛界四仏の種子(ウーン:阿シュク如来)
塔身、金剛界四仏の種子(アク:不空成就) 基壇の穴に如法経(法華経)を納入した

地蔵石仏(室町時代 大永四年 1524年、花崗岩、像高 80.3Cm)

仁王門の手前左側にある

大日報身真言(ア ヴィ ラ ウン ケン) 板碑 奥之院 石窟に安置されている石仏

三重宝塔 遠景

昭和61年に再建された。内陣は荘厳され、毎年 開山忌(10月の第三日曜日)に公開されている

 蓮花寺(れんげじ)十三重石塔                           石仏と石塔-目次!

岡寺本堂

本尊の如意輪観音坐像(重要文化財)は日本で最大・最古の塑像。三国(インド・中国・日本)の土で弘法大師が造ったといわれている

 石  仏-紀年順-目次

宝篋印塔紀年順  丸山(まるやま)宝篋印塔(南北朝時代)  宝篋印塔-紀年順-目次

*近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」より奈良交通バス 岡寺前行き乗車16分。「岡寺バス停」下車 徒歩10分

(撮影:平成19年12月8日)