倉ノ迫(くらのはざま)石塔婆群(宮城県石巻市東福田字小枝)
碑面の五輪塔に発心門の梵字を刻んだ石塔婆で、紀年銘は刻まれていないが五字題目塔のあとに続くものとみられている。
倉ノ迫(くらのはざま)線刻五輪塔石塔婆 (推定:南北朝時代、粘板岩、高さ 96Cm 幅 36Cm 厚さ 10Cm) |
石塔婆の表面に五輪塔を線刻し、各輪に五輪塔 東方 発心門の梵字「キャ・カ・バ・ラ・ア」を刻む。
碑 面
屋根(火輪)は、反り、軒先が内側に鋭角に切り込んでいる。
倉ノ迫(くらのはざま)線刻五輪塔石塔婆 (宮城県石巻市東福田字小枝)
上記の線刻五輪塔石塔婆と同じ型のもので、各輪の特長も同じ、同時代のものと思われる。
倉ノ迫(くらのはざま)線刻五輪塔石塔婆 (推定:南北朝時代、粘板岩、高さ 73Cm 幅 40Cm 厚さ 7Cm)
各輪に五輪塔 東方発心門の梵字「キャ・カ・バ・ラ・ア」を刻む。
倉ノ迫(くらのはざま)金剛界大日種子石塔婆(宮城県石巻市東福田字小枝)
倉ノ迫(くらのはざま)金剛界大日種子石塔婆 (推定:南北朝時代、粘板岩、高さ 132Cm 幅 26Cm 厚さ 14Cm) |
縦長の石塔婆で、上方に金剛界大日如来の種子「バン」を刻む。下方はなにも刻まれていない。
倉ノ迫(くらのはざま)金剛界大日種子石塔婆(宮城県石巻市東福田字小枝)
倉ノ迫(くらのはざま)金剛界大日種子石塔婆 (推定:南北朝時代、砂岩、高さ 70Cm 幅 33Cm 厚さ 10Cm) |
石塔婆は砂岩製で、上方に金剛界大日如来の種子「バン」を刻む。下方は なにも刻まれていない。
倉ノ迫(くらのはざま)釈迦種子石塔婆(宮城県石巻市東福田字小枝)
倉ノ迫(くらのはざま)釈迦種子石塔婆 (推定:南北朝時代、砂岩、高さ 65Cm 幅 21Cm 厚さ 8Cm) |
石塔婆は砂岩製。身部は、中央に釈迦如来の種子「バク」を刻み、下方は なにも刻まれていない。
倉ノ迫(くらのはざま)金剛界大日種子石塔婆(宮城県石巻市東福田字小枝)
石塔婆は中央に金剛界大日如来の種子「バーンク」を刻み、下方に「孝子、敬白」と刻まれている。
金剛界大日如来の種子「バーンク」
涅槃点が抜けている。
倉の迫(くらのはざま)バス停(ミヤコーバス)
石塔婆群は、右手に安置されている。
倉ノ迫(くらのはざま)石塔婆群 (部分)
線刻五輪塔石塔婆 二基
*JR石巻駅からミヤコ―バス石巻専修大学線 飯野川行きに乗車、「倉の迫バス停」下車、すぐ。石巻駅前のレンタカーの店で、自転車を借りるのが便利。
(撮影:平成26年4月12日)