延寿院(えんじゅいん)十三重石塔

 延寿院(えんじゅいん)(三重県名張市赤目町長坂751)

  現在、延寿院は観音堂と不動院が残るのみだが、赤目滝一帯の山林は延寿院の所有となっている

延寿院(えんじゅいん)十三重石塔(市指定文化財、鎌倉時代後期、凝灰岩、高さ 370Cm)

十三層部、軒裏には一重の垂木型、頂部に露盤を作り出す。
十三重石塔は、延寿院の東側、一段高くなっている所に立っている 縦長の初層軸部は、四面とも無地で刻銘も入っていない

屋根の軒反(のきぞり)は力強い鎌倉時代後期の様式。軒下に薄い一重の垂木型をを作り出す

相輪は欠失し、屋根の五・八・十一層目は後補のもの。伊賀地方では、貴重な鎌倉時代後期の作品

基礎は方形の切石、側面は四面とも無地で刻銘はない

菩提桜(市指定 天然記念物)

推定樹齢 約350年の枝垂れ桜で、高さ 約7.7m、胸高直径 約 1.2mで、シーズンには見事な花を咲かすのだろう

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延  寿  院

正面の建物は観音堂

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*近鉄大阪線 赤目口駅前から三交バス 赤目滝行きに乗車、終点「赤目滝バス停」下車 徒歩2分。

(撮影:平成21年6月25日)