岩船寺(がんせんじ)(京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43)
岩船寺は報恩院ともよばれ、天平元年(729)、聖武天皇の発願により行基が開創したという
岩船寺(がんせんじ)十三重石塔(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 530Cm)
初層軸部正面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀) | ||
十三重石塔は、本堂から少し離れ、向かい合って立っている | 初層軸部北面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) |
屋 根
軒口厚く、両端で力強く反る。軒下に一重の垂木型を刻出する
初層軸部背面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) | ||
初層軸部南面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来) | 大きな石組の壇上積基壇(だんじょうづみきだん)中央に立っている |
寺院発行のパンフレット 岩船寺縁起によれば、十三重石塔は、鎌倉時代後期の正和三年(1314)に、妙空僧正より造立されたと伝えられている
基 礎
安定した方形の基礎は、四面とも無地で刻銘はない
相輪は、上部が水煙・竜車・宝珠の層塔型。近年の修復時に、軸石のくぼみの中から、水晶の五輪舎利塔が見つかっている |
十三重石塔 壇上積基壇
岩船寺本堂(昭和六十三年再建 1988年、本瓦葺)
本尊は阿弥陀如来坐像(重要文化財、平安時代中期、高さ284.5Cm)
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*JR加茂駅から奈良交通バス<加茂山の家行き>バス乗車、「岩船寺」下車 徒歩すぐ。
(撮影:平成19年1月8日、平成22年9月10日)