岩船寺(がんせんじ)(京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43)
最盛期は、四域十六町の広い境内に三十九の坊舎があったが、承久の変(1221)で大半が焼失した。
岩船寺(がんせんじ)五輪塔 (重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 235Cm)
風・空輪、一石からなり空輪は宝珠の形 | ||
境内、地蔵堂の北側に隣接して安置されている | 水輪、やや肩の張った壺型 |
火 輪
軒口厚く、軒反(のきぞり)は強い
石造五輪塔は、昭和12年に北谷から現在地に移された。火輪の背面が大きく欠けているが、鎌倉時代後期の作品で、五輪塔の優作 |
地 輪
四面とも無地で、刻銘は刻まれていない
大和式の上端が複弁反花
三重塔、尾垂木を支える邪鬼(重文、室町時代)
岩船寺三重塔(重要文化財、室町時代 嘉吉二年 1442年、本瓦葺、高さ20.5m)
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*JR加茂駅から奈良交通バス<加茂山の家行き>バス乗車、「岩船寺」下車 徒歩すぐ。
(撮影:平成19年1月8日、平成22年9月10日)