文珠(もんじゅ)三角五輪塔(京都府宮津市文珠)
天橋立近くに、珍しい大型の三角五輪塔が立っている
文珠(もんじゅ)三角五輪塔(市指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 250Cm)
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風・空輪は一石からなり、風輪は半円形で、空輪は宝珠形 | ||
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天橋立駅を降り、左手側に約300m進んだ道路の北側に立っている | 水輪は、背が高く、やや角ばって、裾ですぼまっている |
三角五輪塔 火輪
通常の五輪塔とは異なり、火輪(笠)の平面が三角形になっている。屋根の勾配は急で、先端がなだらかに反っている
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三角五輪塔を好んで作った俊乗房重源系の五輪塔といわれている。三角五輪塔は珍しく、古いものでは、東大寺伴墓塔がある |
三角五輪塔 地輪
上端は、中心に向かって盛り上げ、水切り処理を行っている
享保十一年版(1726)「丹後与謝国海図誌」に「無字塔」として掲載され、「俗に三角五輪といふ、由来しれず。
この塔より南の方二町余殺生禁断なり。昔寛印供奉の禁たる余風残れり。・・・・」と解説している。(現地説明板)
五輪塔紀年順 | ![]() |
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*北タンゴ鉄道宮津線「天橋立駅」下車、西北方向へ 約300m。府道2号線の北側に石柵に囲まれて立っている。
(撮影:平成21年10月20日)