東大寺 伴墓(ともばか)三角五輪塔(奈良市川上町)
伴墓(ともばか)の地は、東大寺末寺の伴寺があったが、廃寺となり東大寺の墓地となった
東大寺伴墓三角五輪塔 (重要文化財、鎌倉時代前期、花崗岩、高さ 174Cm)
風輪は半円形で、空輪は古風な宝珠形で古調をしめす | ||
五輪塔は、東大寺の北 「三笠霊園」頂上辺りの東大寺墓地にある | 水輪は球形。四方に大日如来法身真言の梵字「バン」を刻む |
通常の五輪塔とは異なり、火輪(笠)の平面が三角形になっている。軒下は水平、屋根の線は少し膨らみ軒反(のきぞり)がない
もと東大寺俊乗堂の辺りにあったものを元禄十六年(1703)に今の地に移した。三角五輪塔を好んで作った俊乗房重源の墓といわれている。 |
地 輪
各輪、四方(火輪は三方)に大日如来法身真言「ア(地)・バン(水)・ラン(火)・カン(風)・ケン(空)」を刻む
東大寺伴墓(ともばか)の小石仏、地蔵石仏 |
正倉院(国宝、天平時代、校倉造、桁行九間・梁間三間、桧造、寄棟本瓦葺、総高 14m))
東大寺金堂(大仏殿)(国宝、鎌倉時代初期)
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*伴墓(ともばか)は、「般若寺」バス停の東側、東大寺の北、「三笠霊園」の頂上辺りの東大寺墓地にある。
(撮影:平成19年8月5日、平成21年7月29日)