笠置寺(かさぎでら)(京都府相楽郡笠置町笠置笠置山)
鎌倉時代初期、南都再興の中心人物の一人で、建保元年(1213)に入寂した解脱上人貞慶の廟塔
笠置寺(かさぎでら)解脱上人五輪塔(鎌倉時代前期 、花崗岩、高さ 164Cm)
空・風輪 (一石でつくられている) | ||
笠置寺の門を入り直進、山道を約800m行った墓地の奥に立っている | 火輪 (軒口は厚く反りはゆるやか) |
切石(高さ40Cm)で囲んだ八角形の基壇中央に安置され、四方に五輪塔 発心門の梵字「キャ・カ・ラ・バ・ア」を刻む
水輪 (少し角ばった形) | ||
地輪 (背の低い造りになっている) | 建保元年(1213)に入寂した解脱上人貞慶の廟塔 |
笠置寺(かさぎでら)墓地地蔵石仏
五輪塔の手前に安置された地蔵石仏で、方形の石を枠取りし 内部を彫りこんで、蓮華座上に立つ右手錫杖・左手宝珠の地蔵を厚肉彫りする |
笠置寺(かさぎでら)墓地阿弥陀石仏
地蔵石仏の横に置かれた阿弥陀石仏で、地蔵と同様に笠石を置き、方形の石を彫りこんで造られている
解脱上人五輪塔の横、切石で囲んだ中央に安置された宝篋印塔 | 宝篋印塔の塔身に胎蔵界大日の種子「ア」を刻んだ美しい板碑 |
五 輪 塔
解脱上人五輪塔を模したと思われる五輪塔。こちらは四方に四門の梵字を刻んでいる
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*JR関西本線 「笠置駅」下車、笠置寺山門から約800mの山道。
(撮影:平成21年10月15日)