地蔵院(じぞういん)十三重石塔

 地蔵院(じぞういん)(京都府木津川市加茂町観音寺中貝戸37)

地蔵院 (じぞういん)十三重石塔 (鎌倉時代中期 、花崗岩)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(西面、キリーク:阿弥陀)
境内に立つ石塔は、現在 九層で、相輪と四層分の屋根石を決失する 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(北面、アク:不空成就)

相輪は欠失し、五輪塔の火輪らしき石を載せている

屋 根

屋根は緩やかに反り、軒下の垂木型は刻まない。また、初層が不自然に大きく、その上の屋根石を欠失する

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(東、ウーン:阿閦)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(南面、タラーク:宝生) 各層 逓減された屋根の上部に、上層の軸部をつくりだす

基 礎

基礎は低く、側面は四面とも無地で刻銘はない

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地 蔵 院

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*JR関西本線 加茂駅東口より木津市コミュニティバス 観音寺線乗車、終点「観音寺バス停」下車 南方向へ徒歩 約4分。またはJR加茂駅から南西方向へ徒歩 約23分。

(撮影:平成22年10月13日)