宝筐院(ほうきょういん)(京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中印町9-1)
平安時代、白河天皇により創建され、室町二代将軍 足利義詮(よしあきら)の保護を得て伽藍が復興された
宝筐院(ほうきょういん)三重石塔及び五輪塔(鎌倉時代)
塔身の四方仏(南面) | ||
三重石塔(鎌倉時代中期) | 塔身の四方仏(北・西面) |
貞治六年(1367)、足利義詮(よしあきら)が三十八歳で没すると、当寺は菩提寺となり、義詮の院号の宝筐院に因み宝筐院と名づけられた
塔身の四方仏(南・東面)
周囲の輪郭を二重にとり、四方仏を厚肉彫りする
相輪部 | ||
三層、屋根の部分 | 三重石塔は、足利義詮(よしあきら)の墓と伝える |
境内は、紅葉の隠れた名所として知られシーズンは多くの人が訪れる
五輪塔(鎌倉時代後期)は、火輪のみ他のものを流用する |
五輪塔は、楠正行(まさつら)の首塚(首だけ葬った)と伝えられている
五輪塔地輪
蓮座上に月輪を刻み梵字を彫る
宝筐寺山門
二尊院(にそんいん)宝篋印塔・空公行状碑 石仏と石塔-目次!
二基の石塔は石の柵に囲まれて立つ。二基の石灯籠の銘は富岡鉄斎が揮毫した
層塔紀年順 | 祇王寺(ぎおうじ)三重石塔(鎌倉時代中期) | 石造層塔-紀年順-目次 |
*京都市バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩 3分。清涼寺の仁王門に向かって左に折れ、突き当たった所が宝筐院
(撮影:平成19年7月15日)