来迎院(らいこういん)五輪卒塔婆板碑

 来迎院(らいこういん)五輪卒塔婆板碑(兵庫県小野市粟生町)

来迎院 五輪卒塔婆板碑(市指定文化財、鎌倉時代後期、凝灰岩、高さ 90Cm)

組合せ式石棺の底石を利用して造られたもので、五輪塔を薄肉に刻出し、各輪に菩提門と思われる梵字を刻んでいる

五輪塔板碑、空・風輪 部

空輪に梵字「ケン」、風輪に梵字「カン」を刻む

五輪塔板碑、火輪部 火輪に梵字「ラン」を刻む
鎌倉時代の板碑で、五輪塔を刻んだものは少なく貴重なものである 五輪塔板碑、水輪部 水輪に梵字「バン」を刻む

五輪塔板碑、地輪部

地輪に梵字「アン」を刻む。この種の板碑で古いものに奈良県生駒市の谷田五輪塔板碑があり、同じ西方 菩提門の梵字を刻んでいる

板碑は、石廟状の石枠に囲まれて保護されている。背面(写真:上右)を見ると、石棺を利用して造られていることが良くわかる。

来迎院墓地の入口に六地蔵とともに置かれている

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粟 嶋 神 社

来迎院墓地は、粟嶋神社の東側に隣接する

 板碑(いたび)

*JR加古川線「粟生駅」 下車 北北東方向へ徒歩 約12分。粟田橋の南西地点、粟嶋神社の東側墓地入口置かれている。

(撮影:平成22年2月8日)