須磨寺(すまでら)十三重石塔

 須磨寺(すまでら)(福祥寺)(兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8)

 戦後、高野山真言宗より独立した真言宗須磨寺派の大本山。新西国第二十四番札所

須磨寺十三重石塔(県指定文化財、鎌倉時代後期 嘉暦二年 1327年、花崗岩)

塔身、月輪内に金剛界四仏を薬研彫りする(ウーン:阿シュク如来)
本堂の東に護摩堂があり、その東横に十三重石塔が立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏を薬研彫りする(アク:宝生如来)

十三重石塔屋根部

鎌倉時代後期の様式で、軒反(のきぞり)が力強く、軒口は垂直に切られる

塔身、月輪内に金剛界四仏を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀如来)
塔身、月輪内に金剛界四仏を薬研彫りする(タラーク:不空成就) 相輪は上から、宝珠・水煙・九輪・請花。水煙つきは珍しい

基礎に「嘉暦二(1327)丁卯七月一日」の刻銘がある

須磨寺三重塔(昭和五十九年 1984年 再建、高さ25m、銅板葺)

五輪塔(敦盛首塚)

寿永三年(1184)の一の谷の合戦で討死した平敦盛の首を祀ったといわれている

五智如来

三重塔手前の広場に祀られていた

 敦盛塚(あつもりづか)五輪塔                        石仏と石塔-目次!

須磨寺本堂(安土桃山時代 慶長七年 1602年 秀頼により再建、本瓦葺)

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*山陽電鉄「須磨寺駅」下車、北へ徒歩7分

(撮影:平成20年2月11日)