敦盛塚(あつもりづか)五輪塔(兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5丁目)
高さが約4mで、中世の五輪塔としては、石清水八幡宮五輪塔に次ぐ大きさを誇る超大型の五輪塔
敦盛塚(あつもりづか)五輪塔(室町時代末期〜桃山時代、花崗岩、高さ 397Cm)
五輪塔 風・空輪、一石でつくられ、近世塔の先駆的様式を示す | ||
須磨浦公園駅から南側の国道に出て、西方向へ130mの所に立つ | 五輪塔火輪、軒口は厚く、屋根の勾配は急 |
この付近は、源平の一ノ谷合戦場として知られる。平敦盛が、熊谷次郎直実により首を討たれたのを供養するため造立されたとの伝承があり、「敦盛塚」と呼ばれている
五輪塔 水輪
最大径が130.4Cmで、高さが99Cm、下にすぼまる壺型をしている
中世の五輪塔としては、石清水八幡宮五輪塔に次ぐ大きさで、各輪の四面に、五輪塔四門の梵字を大きく薬研彫する |
現在、切石で囲んだ二枚の石からなる基壇上に五輪塔を安置している
五輪塔 地輪
地輪は、高さ98.5Cm 幅 126Cmという大きさで、二つの石を使っている
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*山陽電鉄 「須磨浦公園駅」下車、西南方向へ 約180m。須磨浦公園駅から南側の国道2号線に出て、西方向へ行くと右手に大きな五輪塔が見える。
(撮影:平成22年1月26日)