石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)五輪塔

 石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)(京都府八幡市八幡高坊)

  石清水八幡宮頓宮の西側に立つ、五輪塔の古遺品中最大を誇る五輪塔。

石清水(いわしみず)八幡宮五輪塔(重要文化財、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 約600Cm)

風・空輪、一石からなり、空輪はきれいな宝珠の形をしている
京阪石清水駅、直線距離で約120m南の極楽寺跡に立っている 水輪、背が低く安定感のある球形

火   輪

軒口厚く、両端で反る

旧極楽寺(石清水八幡宮の宮寺)のものであるが、寺は廃寺となり、五輪塔のみが残った。巨大ではあるが引き締まった美しい形をしている

地   輪

地輪は一辺2.4mで、大きすぎて石を継ぎ足している

摂津尼崎の商人が宋との貿易の帰途、石清水八幡宮に祈って海難を逃れ、恩に報いるため寄進したことから「航海記念塔」とも呼ばれている

この大五輪塔を築く際、石を引くのに火花が出て綱が焼き切れたたので、竹で作った綱で引いたという話もあるという

台  座

反花座は、一辺 約3.2mで、幅58Cmの広い単弁からなり、この台座により荘厳されている

石清水八幡宮 頓宮 石鳥居

石清水八幡宮(重文、江戸時代初期 寛永十一年 1634年、八幡造)

お正月、混雑するなかを参詣する人々。(撮影:平成20年1月2日)

 蜻蛉石(かげろういし)線刻阿弥陀三尊石仏                     石仏と石塔-目次!

八幡八景のひとつ、「安居橋(あんごばし)の朧月」

石清水八幡宮頓宮の東側

五輪塔紀年順  仏心寺(ぶっしんじ)五輪塔(鎌倉時代中期)  五輪塔-紀年順-目次

*京阪電鉄「八幡市駅」下車、徒歩 3分。

(撮影:平成19年3月11日、平成20年1月2日、平成23年6月15日)