神木(こうぎ)の石棺仏と五輪塔

 神木(こうぎ)の石棺仏(加古川市平荘町神木)

神木石棺仏(南北朝時代初期、高さ177Cm 幅100Cm 厚さ28Cm 像高52Cm、流紋岩)

通称「大日さん」と呼ばれているが、定印を結ぶ阿弥陀如来 背面、家型石棺の蓋であることがよく分かる
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左側刻銘:「大願衆法連」 長方形の框座上に蓮華座を据え、定印の阿弥陀坐像を刻む 右側刻銘:「一結衆十六人」

二重円光式光背を彫りくぼめ定印を結ぶ阿弥陀坐像を半肉彫りする。両側に「一結衆十六人 大願衆法連」の刻銘がある

 神木(こうぎ)の五輪塔(加古川市平荘町神木)

神木(こうぎ)五輪塔(南北朝時代 延文五年 1360年、流紋岩、火輪までの高さ 133.5Cm)

五輪塔 火輪、勾配が急で、全体に反っている
五輪塔は、石棺仏の西側に風・空輪を欠失し、別物を載せ立っている 五輪塔 水輪、少しだけ上下に押しつぶした楕円形

  

五輪塔 地輪、四面とも無地で南面左側に二行にわたって刻銘があり、同じ経を千部続誦する結集の人達が造立した

刻銘:「延文五年(1360)十一月中旬」「千部経結衆等」

 西山(にしやま)の板碑                            石仏と石塔-目次!

 神木(こうぎ)宝篋印塔残欠(加古川市平荘町神木)

 

神木(こうぎ)宝篋印塔残欠(笠部)(南北朝時代初期、流紋岩、高さ 33Cm)

延文五年(1360)五輪塔の風・空輪の代わりに載せている。笠は、下二段、上六段で隅飾りは二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する。四尺塔として造られた。

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*JR加古川駅から神姫バス 細工谷行きに乗車、「西山バス停」下車。西山交差点から北方向へ 約600m。

(撮影:平成22年1月19日、平成19年9月24日)