西山(にしやま)の板碑

 西山(にしやま)阿弥陀一尊種子板碑(兵庫県加古川市平荘町西山)

西山阿弥陀一尊種子板碑(鎌倉時代中期 弘安四年 1281年、凝灰岩、高さ70Cm 幅 92Cm、厚さ 18.8Cm

組合せ式石棺の底石を利用して、阿弥陀の種子「キリーク」を大きく刻んだ板碑で、鎌倉時代中期の弘安四年(1281)の銘がある

向かって左側の縁取りの所に「弘安四(1281)の刻銘三字を刻んでいる。背が低く、下半部が破損した可能性がある

 西山(にしやま)阿弥陀三尊種子板碑

西山阿弥陀三尊種子板碑(鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 154Cm 幅 75Cm 厚さ 20Cm

組合せ式石棺の側石を利用し、阿弥陀の種子「キリーク」を大きく、その向かって右下に観音の種子「サ」、左下に勢至の種子「サク」を刻む

弘安四年銘 板碑の向かって左側に立ち、同じ様式であることから同じ頃の年代(鎌倉時代中期)と考えられる

 西山(にしやま)阿弥陀三尊種子板碑 残欠

西山阿弥陀三尊種子板碑 残欠(鎌倉時代中期、凝灰岩、高さ 65.3Cm )

正面に阿弥陀の種子「キリーク」、その左下に勢至の種子「サク」が確認されている。やはり弘安四年銘板碑との類似から同年代頃の作品と考えられている

 西山(にしやま)共同墓地 地蔵板碑(二基)                石仏と石塔-目次!

 西山(にしやま)大日種子板碑

西山 大日種子板碑 残欠、阿弥陀三尊種子板碑 残欠の向かって右側にある。

石棺の蓋部を利用し、中央に金剛界大日如来の種子「バン」を大きく薬研彫する

 板碑(いたび)

*JR加古川駅から神姫バス 細工谷行きに乗車、「西山バス停」下車 南方向へ 約150m。

(撮影:平成22年1月19日)