天引(あまびき)正安四年三月二十三日銘 笠塔婆(群馬県甘楽郡甘楽町天引625-1)
鎌倉時代後期、正安四年(1302)の銘がある笠塔婆三基と板碑一基がまとまってある左側の笠塔婆
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天引(あまびき)正安四年三月二十三日銘 笠塔婆(県指定文化財、鎌倉時代後期 正安四年 1302年、砂岩:天引石) |
笠 石
塔身も含め、当地で産する天引石(あまびきいし:砂岩)で造られている
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塔身上部、阿弥陀三尊の種子 | 塔身下部、「正安四年三月廿三日」の刻銘 | |
塔身中央上部に大きく阿弥陀如来の種子「キリーク」、その下、向かって右に観音の種子「サ」、左に勢至の種子「サク」を薬研彫する |
阿弥陀・観音・勢至の種子で阿弥陀三尊とし、三尊それぞれに蓮華座を設ける。下部に「正安四年(1302)三月廿三日」の紀年銘を刻む。塔身側面は、無地。
天引(あまびき)正安四年銘 板碑(群馬県甘楽郡甘楽町天引625-1)
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天引(あまびき)正安四年三月銘 板碑 (県指定文化財、鎌倉時代後期 正安四年 1302年、砂岩:天引石) |
板碑は、頭部を山形にするが切込はない。塔身上部に阿弥陀三尊の種子を刻み、三尊それぞれに蓮華座を刻む。下部は、紀年銘を刻んでいる。
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塔身上部、阿弥陀三尊の種子 | 塔身下部、「正安四年三月」の刻銘 | |
塔身中央上部に大きく阿弥陀如来の種子「キリーク」、その下、向かって右に観音の種子「サ」、左に勢至の種子「サク」を薬研彫する |
仁治(にんじ)の板碑(多井戸種子自然石塔婆)
石仏と石塔-目次!
笠塔婆三基の向かって左側が正安四年三月二十三日銘、板碑は最右前
古塔婆が四基、すべて正安四年(1302)銘
*上信電鉄「上州新屋駅」下車、南方向へ 約2.0Km。上州福島駅で、無料のレンタサイクルを利用すれば便利。
(撮影:平成22年4月7日)