赤城神社(あかぎじんじゃ)貞治五年銘 宝塔

 赤城神社(あかぎじんじゃ)(群馬県伊勢崎市宮前町1582)

赤城神社石造宝塔(県指定文化財、南北朝時代中期 貞治五年 1366年、安山岩、高さ 236.5Cm)

相輪部、露盤の上に笠状に加工された石が載っている
古碑殿の中央、観応二年銘宝塔の向かって左側に立っている 笠の下に別石で、斗栱と高欄を表現していると思われる凸形が入る

笠は大きく、勾配が急で深い。上端に別石で露盤をつくる。軒口は厚く、軒反は両端で反る。軒裏は、方形の線刻が入る

塔  身

塔身は背が低い壺型で、頂部に低い一段の首部をつくる

基礎、正面

基礎はコンクリートの二段の基壇上に置かれ写真の銘文を刻む

銘文は最初に、「奉造立 殖木宮(うえきぐう)石塔事」とし、最後に「貞治五年(1366)丙午仲冬日」の紀年銘を刻む

基礎背面

五輪塔残欠、地輪部に宝塔 高欄様の部分が置かれている 六角形の塔身や基礎が珍しい供養塔

赤城神社 古碑殿内の供養塔

 赤城神社(あかぎじんじゃ)延徳二年銘 石幢                   石仏と石塔-目次!

赤城神社 古碑殿 内部

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*JR・東武伊勢崎駅下車、東南東方向へ徒歩15分。

(撮影:平成22年4月8日)