西南院(さいなんいん)五輪塔(弘安十年塔)

 西南院(さいなんいん)五輪塔(弘安十年塔)(和歌山県伊都郡高野町高野山249)

西南院五輪塔(県指定文化財、鎌倉時代後中期 弘安十年 1287年、砂岩、高さ 107Cm)

空輪は宝珠形、風輪は半球で、下部の球を火輪にくい込ませた形
西南院中庭の奥に四基の五輪塔が安置される、右から二基目 火輪、(軒反は先端で反っている)

五輪塔 地輪西・南面〔正面に向かって右面(西面)に刻銘がある〕

刻銘:「奉為、・・・・・、成佛證果也、弘安十年丁亥十月、當□胎□」

水輪正面、(キャ・カ・ラ・バ・アの「バ」の梵字を刻む)
地輪正面(キャ・カ・ラ・バ・アの「ア」の梵字を刻む) 五輪塔の材質は砂岩、全体を一石で彫成する

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正面に五輪塔四方門の内、発心門(東)の梵字「キャ・カ・ラ・バ・ア」を各輪に刻む (梵字は、上から下に読む)

四基並ぶ向かって右から二基目が弘安十年塔

 西南院(さいなんいん)五輪塔(建長八年銘)                  石仏と石塔-目次!

西 南 院 本 堂

本尊は太元帥明王で、弘法大師の真筆になるもの

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*南海電鉄 高野線 ケーブル高野山駅から南海バス大門行き乗車、「弁天前バス停」下車すぐ。西南院の中庭は、普段立入り禁止になっており、事前の連絡が必要。

(撮影:平成21年4月23日、平成21年6月2日)