大念仏(だいねんぶつ)一結衆 宝篋印塔

 大念仏(だいねんぶつ)一結衆 宝篋印塔(和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野)

大念仏(だいねんぶつ)一結衆 宝篋印塔 (室町時代前期 応永二十三年 1416年、砂岩)

笠は下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地、相輪は上部を欠く

塔身は、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀如来)

基礎上端は二段、側面の一面に刻銘がある

刻銘:「天野大念佛、一結衆ホ敬白、応永廿三年(1416)丙申、八月時正」

応永二十三年(1416)、秋の彼岸に大念仏衆により立てられた

  西行(さいぎょう) 妻・娘の墓(五輪塔)

西行(さいぎょう) 妻・娘の墓

西行出家後、妻も尼になり康治元年(1142)ここに庵を結ぶ。娘も仏門に入り、母娘二人でここに暮らした(娘:正治元年 1199年没)

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西 行 堂

村人は、西行の妻と娘が住んだ庵を西行堂として祀った。平安時代末期より再建が繰り返され、昭和61年に現在地に移され再建された

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*JR和歌山線「笠田(かせだ)駅」より、かつらぎ町 コミュニティバス「天野コース」乗車 「丹生都比売神社前バス停」下車、徒歩

(撮影:平成20年10月7日)